#332日前 「はやぶさ2」地球帰還前に、映画「はやぶさ」を観ておこう

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2020年12月6日に、「はやぶさ2」が地球へ帰還する

小樽市東雲町の自宅のテレビでガールフレンドのレイアと一緒に映画「はやぶさ/HAYABUSA」(2011年)を観た。プライムビデオで私は「劇場版SPEC~結~ 漸ノ篇」(2013年)を見たかったのだが、レイアがこの映画を選んだ。

これには理由がある。それは私が彼女に本年2020年12月6日、地球に帰還する「はやぶさ2」について熱く語ったからだ。

「はやぶさ2」は、地球から2億8000万kmの小惑星「りゅうぐう」から試料を持ち帰るだけでなく、その試料を地球にカプセルで届けた後は、そのまま次の宇宙の仕事場へ10年かけて向かうそうだ。忙しく働く有能なビジネスマンの悲哀を感じさせる。その任務を果たした後は、燃料が尽き、地球に帰って来ることはない。地球帰還と同時に燃え尽きた「はやぶさ」とは異なるドラマ性を「はやぶさ2」は持っている。

この探査機「はやぶさ2」開発のもとになったのが「はやぶさ」で・・・と私はさらに熱弁をふるい、2010年6月に「はやぶさ」が帰還した折は不覚にも涙を流してしまったことまでレイアに伝えたのである。

それがあったから、レイアは「はやぶさ/HAYABUSA」を観たいと言ったのだった。

映画「はやぶさ/HAYABUSA」を観て、「はやぶさ通」になろう

この映画は、「はやぶさ」プロジェクトを成功に導こうと奮闘する人間たちのドラマだ。ドキュメンタリーでもないし、作り話でもない。事実に基づいたフィクションと言えるだろう。

竹内結子演じる水沢恵は架空の人物だが、主要な登場人物は実際のJAXA職員及び関係者がモデルとなっている。宇宙科学研究所(現:JAXA)のスタッフ対外協力室(広報)兼カメラチーム研究生である水沢恵の目を通して「はやぶさ」を紹介することで、専門用語が飛び交い、堅くなりがちな映画の各シーンをやさしくわかりやすいものにしている。

また、これは「宇宙もの」の娯楽映画でもある。スピルバーグの初期の作品ほどファンタジー色がある訳ではないが、映画「アポロ13号」のように、宇宙空間での予期せぬトラブルに対し解決へ導びこうとする管制室内における指揮官、責任研究者、技術者等のやりとり・決断は手に汗を握る。

研究者・技術者の叡智と成果を集めた探査機「はやぶさ」の完成、発射、宇宙の旅、約3億2000万km彼方の「いとかわ」の探査・トラブル、音信不通、行方不明など、歓喜からの絶望、絶望からの歓喜を繰り返し、「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰って来る珠玉の感動作品であった。

「はやぶさ」と「SPEC」の共通点とは

本年、12月になれば帰還する「はやぶさ2」は大きな話題になるだろう。「コロナ禍における感動をありがとう」的な、下世話な見出しも新聞に踊るかもしれない。それまでに、「はやぶさ/HAYABUSA」を観ておくことをお勧めする。

私は不覚にも映画でも涙を流した。エンドロールでレイアに気づかれ

「あっ、泣いてる!」と笑われた。

「そりゃ、泣くだろう」

「面白かったけど、泣くほどでもないわ」

「テレビの『はじめてのおつかい』でさ、ちっちゃな子供が遠くのお店で用事をすませ、無事、家に帰ってきたら泣くだろう。それと同じだよ」と私。

「そうかな、泣くかな」

私はレイアがこう言い返してきた時、同じ「CSK(地球征服会議)商会」小樽支部で唯一の地球人職員、アンちゃんの顔を思い浮かべた。彼女なら、私の涙を放っておくだろうと思った。

大気圏に突入し、花火の名残のように散って行った「はやぶさ」(試料入りのカプセルは計画通りオーストラリア・ウーメラ砂漠に落下させた。当初は「はやぶさ2」と同じように帰還後別のミッションがあったようだが、満身創痍のため断念)に、感情移入すると涙もろくなるのは致し方ない。

「でも、面白かった」

レイアは言ったが、彼女が本当にこの映画に感動したかどうかはわからない。「面白かった」その感想だけなら、「劇場版SPEC~結~ 漸ノ篇」の方が心から言えたかもしれない。

「はやぶさ」「SPEC」この両方の映画の監督は堤幸彦だった。スペックの主人公、当麻紗綾の飛行機事故で亡くなったお父さん(佐野元春)は、「はやぶさ」開発の研究者であったことを思いだした。


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