#362日前 私は小澤征悦に似ているタコだ

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最初の顔は漁師だった

タコ星人の私は特別な能力を持っている。それは、擬人化できることだ。この能力を初めて使ったのは、66年前に地球に降り立った早朝だった。私は海から陸にあがり、最初に出会った漁師の顔になった。そこは北海道北西部にある日本海側に面した小平町(当時小平村)というところだった。私はそこで暫く暮らしていたが、同じ顔の漁師がふたりいるという噂が立ち始めたため、蒸気機関車に乗って町を出た。

それから道南の江差や吉岡、新潟の村上や柏崎、東京、札幌などに移り住んだ。いまは北海道の小樽にいる。東雲町の一軒家に一人で暮らしている。収入は秘密結社の「CSK(地球征服会議)商会」という組織から給料をもらっている。手取りで30万程。この他、地球滞在60年以上からは一律20万円が支給される。独身なので、お金は十分にある。

ステイホームではタコ星人の姿で、裸にガウン

「CSK商会」小樽支部の収入源は海産物業・倉庫業・酒造業・海運業という事業だが、実際は「地球征服」をテーマにした会議しか行っていない。この会議のために、週1回、色内町にあるオフィスまで足を運ぶ。しかし、4月7日の緊急事態宣言以降、会議は暫く中止になっている。来週はリモートによる会議を行うようだ。

会議が始まると、家に居るようなリラックスした格好ではいられない。

私はタコ星人本来の姿で、裸にガウンをまとい、昼間からサワー系のお酒を飲み、好きな音楽を聴きながらリクライニングチェアーでまったりと過ごしている。ステイホームの怠惰な日常にすっかり慣れてしまい、モニター会議なんて正直、面倒だ。上半身はスーツ姿で、顔も普段の顔にはするが、下半身はタコ星人のままでいいだろう。

小澤征悦のうさん臭さが好きだ

私の顔はずっと最初に出会った漁師の顔のままではない。様々な地に移り住むたびに、顔を変えてきた。この10数年は俳優の小澤征悦に似ているとよく言われるようになった。世界的な指揮者、小澤征爾の息子さんである。男臭い、というより、うさん臭い。これがいい。私もそんな感じだが、鼻髭は伸ばしていない。顔のサイズも一回り大きい。似ていると言われても本人ではないし、意識してこの顔を選んだわけではない。生きながらなんとなく顔を作ってきたら小澤征悦に似ている顔になってしまったのだ。私は2008年「篤姫」に西郷隆盛役で出演していた時の小澤征悦が好きだった。その印象が胸裏にあって、自然と似た顔になったのかもしれない。

それにしても、征悦って・・・読みにくい。調べたら、「ゆきよし」というらしい。

ウィキペディアによると小澤征悦の身長は183cm。私の普段の身長は170cm位だが、その日の調子によって180cmくらいのときもあれば、160cm程のときもある。

年齢は40歳くらい。地球にやって来てから66年経つが、タコ星人には、年を取るという概念がない。だから、20歳でもいいし、50歳でも、66歳でも良い。何歳だろうが、年相応の顔や姿にもなれる。地図少年だった頃は、子供の姿をしていた。

家に居ながら旅に出る、「オザケン」もいいね

この小澤征悦のいとこに、ミュージシャンの小沢健二がいる。私は「僕らが旅に出る理由」が一番気に入っている。次は「今夜はブギー・バック」。フリッパーズ・ギターの「恋とマシンガン」も良い。

この小沢健二のお父さんがドイツ文学者、お父さんのお兄さんが彫刻家。お父さんの弟が小澤征爾。その下の弟がエッセイスト。なんともアカデミックなファミリーである。

久々にギターを弾きたくなった。「オザケン」の曲ではない。ビリーバンバンの「白いブランコ」だ。私は8本のうち7本の脚を器用に使ってギターを弾き、歌った。残りの1本については、そのうちに・・・


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